オリキャラ短編小説。
・・・眠い。
眠い中できたのが変な短い小説(?)。
暇があれば改良くわえるつもり。



紺色の狼はカノン、猫はベルフェゴール。
                ↑赤褐色
子供達は特別ゲスト。ベルは暇人だったので無理矢理?カノンを突き合わせた。

草原。
丈の長い草の間を通る風。
それを全身で受け止め、気持ち良さそうに目を閉じる。

若緑の絨毯に座る一人の猫・・・
その猫から少し離れた場所で、小さな子供達と戯れている紺色の狼。
彼らを横目で見ながら、隣に積み重ねていた本を一冊手に取った。

『図解ハンドウェポン No.3』
・・・。
パラパラとめくり、関心のあるページで手を止め視線を動かす。


(これにも・・・飽きたな。)


何度も読み返した古い本を、元あった場所へ戻すと同時に、ため息を吐いた。


(・・・・・。あいつは、いつまで餓鬼共と遊んでいる気だ?)


笑い声が絶えず響く子供たちの方を見つめ、その中心で何かを話している狼を睨む。
もともと、組み手がしたくてヤツを呼んだ。
なのにその約束をすっぽかして餓鬼と戯れる。・・・気に入らん。

ふいに立ち上がり、足早に狼を目指す。


「あれ、ベルフェゴール。本は読み終わったのか?」
「・・・。既に終わっている。」
「あ、もしかしてオレを待ってた?ごめんな!」
「構わん。・・・カノン。」
「ん?」


抱きついてきた子供を抱き上げながら、笑顔を見せる狼。


「遊ぶぞ。」
「・・・へぇ、珍しい。何して遊ぶんだ?」
「立ち合え。短剣は持っているだろう?」


口端を上げながら、刀を抜いて狼に付きつけた。


「組み手じゃなったのか・・・?」
「組み手ではないか。早く構えろ。」
「分かったって。ほら、皆。ちょっと危ないから離れててな?」


足に腕を巻き付けている子供たちへ注意を促す。


「カノン兄ちゃん、戦うのー?」
「本当!?見てみたーい!」
「あんまり期待されると・・・やりにくいな。」
「・・・。」


苦笑しながら猫を見るが・・・冷めた目でこちらを見ていることに気づいた。
それに相反し、尾は忙しく上下に振っている。


(本当に子供苦手なんだな〜・・・。)



短剣を二本取り出し、構え、相手の様子を見る。
猫も長刀を構えて間合いを取った。
まわりからあつい視線が送られてくるが、相手に集中した。・・・猫の方は気になっているようだが。


「よし、ベルフェゴール・・・行くぞ?」
「いつでも。」


しばらく沈黙が続く。
風の音しか聞こえない沈黙の中、二人は同時に地を蹴った。
【 2008/07/13 03:59 】

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